【第1回】3人制バスケ「3×3」(スリー・バイスリー)国内最高峰リーグ2014シーズンを振り返る|リアルホットスポーツ

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2015年7月24日
【第1回】3人制バスケ「3×3」(スリー・バイスリー)国内最高峰リーグ2014シーズンを振り返る

日本初の3人制ストリートバスケットボールプロリーグ「3x3PREMIRE.EXE(スリーバイスリープレミアドットエグゼ)」。誕生から2014シーズンを振り返る。

熱誠のライター
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3人制のバスケットボールはエキサイティングだ

僕は2012年からバスケットボールのラジオ番組を担当するようになって初めて、ストリートバスケットボールというものの存在を知った。
バスケットボールというスポーツは5対5で戦う競技だとしか思っていなかった。
バスケットボールの魅力は攻守の展開がどのスポーツより早いことにある。これ以上早いものはないと考えていたほど早い。
しかし、3人制のバスケットボールを知った時、5対5を超えるスピード感と選手同士のマッチアップがイメージできてわくわくエキサイトした。

バスケットボールのラジオ番組を担当するようになり、バスケットボールが好きな方と知り合うようになって、3人制のバスケットボールの取材も要請されるようになった。
しかし、その頃は5人制のバスケットボールのシーズン真っ盛りというのもあったし、シーズンオフの間でもバスケの情報を発信続けるということをスタンスとした番組作りをしていた関係で、なかなかストリートの3人制バスケットボールまで触れることができなかった。

しかし、2014年夏、その瞬間は突然やってきた。
3人制のプロリーグが開幕するというのだ。
その名も「3x3PREMIRE.EXE(スリーバイスリープレミアドットエグゼ)」。
参加チームの中には、5人制のプロリーグNBLから千葉ジェッツがチームを結成した。
僕はその頃、千葉ジェッツに取材に行っていたという縁から、『この夏は3人制のプロリーグを取材しよう』と決心した。

そして2014年の夏がやってきた。
忘れもしない海開きの日。
僕は3人制の初取材のため、湘南の海辺に向かうのである。

「3x3PREMIRE.EXE(スリーバイスリープレミアドットエグゼ)」は熱いぜ

「3x3PREMIRE.EXE (スリーバイスリープレミアドットエグゼ)」というリーグは、JBA(財団法人日本バスケットボール協会)が国内で唯一公認する公式3×3リーグだ。
いわゆる3人制のプロリーグである。
この3×3については下部組織のような形で、アマチュアチームも参加できる、TOURNAMENT.EXE(トーナメントドットエグゼ) /GAME.EXE(ゲームドットエグゼ)という組織もある。
いわば3×3の最高峰の組織が3x3PREMIRE.EXEということになる。
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リーグとしては2014年7月に最初のシーズンが開幕した。
僕もその場に向かった。
場所は神奈川県平塚市湘南ベルマーレひらつかビーチパーク。
この日は海開きの日でもあり、ビーチバレーのイベントもあり、たくさんの人がこのビーチに訪れていた。
気温も30度近くとなり、海辺でのゲームだったので、暑さもかなりきつかった。
そんな中行われたリーグ開幕戦は、まさに体力の消耗戦となった。
それはメディアとして取材していた僕にとっても『まぶしくて写真が撮れない。汗で見えない。ズボンが濡れて気持ち悪い』という感じでの消耗戦だったのである。

3x3PREMIRE.EXEは初年度7チームプラスワイルドカードで勝ち上がった1チーム計8チームによってトーナメント戦で行われ、ラウンド毎で順位を決めて勝ちあがったチームは優勝チームとして賞金がもらえる。
ラウンド1の平塚を皮切りに6か所で開催された。
7チームの内訳は(DIME.EXE(ダイムドットエグゼ)/GCOSAKA.EXE(ジーシーオオサカドットエグゼ)/GREEDYDOG.EXE(グリーディードッグドットエグゼ)/CHIBAJETS.EXE(チバジェッツドットエグゼ)/ZETHREE.EXE(ゼッスリードットエグゼ)/TOKYOOCEANS.EXE(トウキョウオーシャンズドットエグゼ)/SUNS.EXE(サンズドットエグゼ)。

3×3のルールは、基本的に5人制と同じなのだが、コートも5人制の時の半分なので、シュートが放たれたあとのこぼれ球を拾った(これを「リバウンド」という)後のルールで一度2ポイントエリアまでボールを下げる必要があったり、リバウンドからシュートリングまでの時間は12秒以内でしないといけないとかあったりする。
が、ほぼ5人制と同じと思ってよい。更に展開が早い競技である。

ワイルドカード勝ち上がりについては、直近で行われたTOURNAMENT.EXE(トーナメントドットエグゼ)で勝ち上がったチームがラウンド毎で出場する。

3x3PREMIRE.EXE2014シーズンの結果は?

初戦の平塚ラウンドはGCOSAKA.EXEが制した。
灼熱の中行われたというのと、開幕戦ということで各チーム手さぐりながら戦ったというところが印象的だった。
その後、ROUND2博多ラウンドもGCOSAKA.EXEが制し、開幕2連勝という華々しいスタートをきった。
ROUND3は神戸ラウンド、GREEDYDOG.EXEが制して、前半3ラウンドが終了した。
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後半は横浜開催から。
僕も赤レンガ倉庫特設会場へ。
暑さは一時の勢いがなかったので取材はやりやすかった。
ギャラリーも横浜開催ということもあり、たくさんの方が取り囲んだ。
そんな中優勝したのが、過去にもbjリーグファイナルズMVPを獲得し、横浜ビーコルセアーズの優勝に貢献した蒲谷正之をスコアラーとするDIME.EXE。
実はDIME.EXEは優勝候補にも挙げられたくらいのチームで、ここまで初戦敗退ということが続いていた。

このチームのオーナーは、現役のバスケットボール選手岡田優介氏、芸人の麒麟・田村裕氏、芸人の大西ライオン氏。
田村氏と大西氏は無類のバスケットボール好きで今までは見ている側だが、チームを経営する立場になった。
「正直、借金も覚悟した」と田村氏が語っているが、ここまではけが人もいて難しい状況であった。
しかし、この横浜ラウンド、次の三重県名張ラウンドを制し、一気に総合優勝の候補に名前を連ねた。

横浜はまだ残暑が残る中で試合は行われたが、三重県名張ラウンドは体育館で開催したということもあり、空調も効いていて快適な中で開催。
更にアウトドア特有の風や日差しを気にせず戦えたのは、日ごろ5人制でリーグを経験している選手にとっては優位にすすんだであろう。
ストリート経験者にとっては優位性を奪われたという見方もできる。
この両方のラウンドを制したDIME.EXEは、最終ラウンド六本木でも準優勝となり見事初代総合優勝チームとなった。
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優勝決定後に芸人の麒麟・田村裕氏にインタビューした。
「毎ラウンドひやひやしながら見ていた。来シーズンもしチャンスあるならばディフェンディングチャンピオンとして参戦したい」
そう力強く語った。

僕がもう1チーム注目していたチームがある。
5人制プロバスケットボールリーグNBLからこのシーズン唯一の参戦となった、CHIBAJETS.EXE(チバジェッツドットエグゼ)だ。
5人制のメンバーから、一色翔太、星野拓海が参戦し、村越保昭など計6選手がチームを組んで参戦した。
冒頭でも触れたが、5人制のプロチーム千葉ジェッツに取材によく行っていた関係でチームに誘われる形で3×3にも取材するようになった。
プロリーグからの参戦ということでいろいろプレッシャーもあったと思うが、少しでもファンに知ってほしい。名前を知ってほしいという思いで参戦したという。
結果、準備不足という部分が露呈した形でシーズン6位という結果に終わった。
「来年参加できるのであればもう一度頂点を狙いたい」と村越選手が語った通り、来シーズンはどうなのか楽しみである。
果たして2015シーズンはどうなるか?
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著者:マンティー・チダ

熱誠のライター
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スポーツが得意ですが、自分の興味があるものも含めてチャレンジしていきたいと思います。ぜひ宜しくお願い致します。